いままでガイドブックで名前は見ていても、ついつい読まないでページをめくってしまって
いってみようと思わなかった山のひとつ。

そろそろ本格的に高山や東北の山は寒くなってきたし。

毎週のように山へ行くとガソリン代に高速代もバカにならず。
近くていい山はないかな~とヤマレコページをうろうろしてたら
その山のとてもキレイな紅葉写真を見つけたわけです。

その日付は1週間前のものだったけど、まだ残ってるかもしれないと向かった先は
足尾山塊のひとつ、庚申山。

百名山の皇海山へも登山道がつながっている。というよりも今でこそ群馬県側から登るルートが
一般的だけれども、むかしはこちらから庚申山荘1泊で縦走するのが普通だったそうです。



朝日連峰から帰ってきてから(いつのはなし?)、ゆるゆる登山というかハイクしかしてなくて
すっかりカラダが怠け気味な我が家。
久しぶりにガツンと濃いめな歩きがしたかったという本音もすこし。

庚申山でちょっとためらっていたのは、登山口が駐車場からたっぷり1時間の林道歩きの先にあるということ。
飽きるかな~ってちょっとイヤだったんだけれどもここの紅葉が!もう!スゴイのなんのって!



晩秋とは思えない豪華さなわけで。

ピークは過ぎていてあたり一面とはいかないけれど
地面にはつい最近まで空を彩っていた赤い葉の絨毯。

黄色やオレンジ、みどりの葉は先に散ってしまったようで
向こうまで見とおしのきく枝が何重にも重なったところに赤い葉がぽっと灯がともったようになっている。



飽きるなんて心配まったくいらなかったわけで、ぜんぜん進まないし~(´∀`)

そういえばヤマレコでだったかどなたかのブログだったか忘れてしまったけど
ここで十分満足して山に登る気なくなっちゃったっていうのがあったっけ。



落ち葉が積もってクッションをつくってくれたコンクリートの舗装道は意外とそんなに足も痛くない。

コースタイムは1時間。



危ないところは何もない林道歩きにたっぷり1時間20分かけて、やっと山道の入り口へ。

きっとあと1週間早かったら、あまりの美しさにもっと時間がかかったと思う。



鳥居をくぐってまたびっくり。

登山道といえば山の中に道をわざわざつくったところを登っていくわけで。
当然、道の脇には樹林が迫ってることが多い。

もちろん高山なら、ひろーい稜線もあるけれどそんな場合は木々が少ない。



ここはなんだか庭園のようなゆったりさで、奥の方までずっと続く林が続いていくのが見える。



ベンチやテーブルなんかもあって、
紅葉シーズン最盛期ならここでお弁当食べるのも楽しいかもしれないな~なんて(^∀^)



途中まで沢沿いをいく登山道は水が流れる音が気持いい。
この沢のおかげで、きっと新緑の季節も気持いいんだろうな。

そして今日も見えるところには自分たち以外にだれもいない静かな山登り。
駐車場に着いたときには単独さんと男性2人パーティーがいたけど、2組とも40~50分先に出発済み。



庚申山の守護神だそうです。
この山は奇岩が多く見られる山でもあって、ちゃんとそれぞれ名前がつけてあります。



庚申講信仰というのがあるそうで、その時代の名残に丁石というのがあるのだけど
ひとつひとつの間隔は別に均等ではないような?



だって、まだほとんど登ってないのに百十二って。。。



鳥居を過ぎたあたりですでに九十丁目を越えていた。
あっというまに百十二まで。

庚申山の山頂は百十四丁目。どう考えても、百十二から百十四はすごく遠いはずなわけで。
とってもナゾな丁石。

じゃあどこが一丁目かというと、足尾の磐裂神社。
帰ってきてから磐裂神社を調べたら、足尾市の遠下というところにありました。

駐車場まで歩くと1時間くらいかかるらしい。

二ノ鳥居まではだいたいゆるい道。
途中にちょいちょい変わった岩があって楽しい。



で。ここからが庚申山の本番(*^^*)

隊長は今日もゆる登山にしたかったらしくて
まっすぐ山頂へいきたかったらしい。



左へ行けば山荘のすぐ手前から山頂へ行ける最短コースあり。
でもやっぱりお山巡りコース行ってこその庚申山でしょう!

そんなわけでここからガラッと山の様子が変わるわけです。



いろんな岩を眺めながら、がんばります!
こんなレトロなイラスト、どっかで見たな~って思ったら妙義山だった(^∀^)

ちなみに妙義山はコチラ。



信仰の山の共通点なのかな?


そんなわけでその2はお山めぐり編。