復活は赤城山で!【前編】

展望スペースについたものの、肝心の展望はいまいちで腹ペコなのもあり
さっそくごはんの準備!

ちょうどどなたか整地してくれたような、4~5人座れそうな雪を掘り下げたところがあって
ありがたくそこに下りると、風もさえぎられて日は当たってあったかくていい感じ♪

今日のメニューはきりたんぽ味噌鍋。

さっそくめんつゆと出汁と油麩とか野菜とか入れて、火にかけます。

かけます。。。

かけ。。。

かけます?




何かやらかさないと気がすまないのか?って思うほど、ただでは済まない我が家の山登り(T_T)

今日は新品のガス缶を持ってきたのに、火力が弱い気がするって言って、
隊長がまた三ツ峠山のときのように缶を振った瞬間。

『ブツッ!!』

なんかイヤ~な音を発して、バーナーが鎮火(゜Д゜lll)

そのあとはバーナーのつまみをくるくる回しても閉めてもまったくガスが
シューシューでてくる気配はナシ。

壊れちゃったよ。どうしよう。。。
このまま食べれないんだろうか。
この出汁に浸かっちゃった野菜をどうやってこぼさずに持って帰ればいいんだ。

それよりもなによりも、食べるものがパンひとつずつとクッキーが数枚しかないぞ!

食べさせないと機嫌が悪くなっちゃう取扱い注意人物がいるというのに(´Д`)

自慢じゃないですが、我が家はケンカとか言い争いの数は年間にも数えるほど。
というか記憶にないくらい少ないんです。

なのに、険悪な雰囲気やら言い争いやらが起こってしまったときの原因は
9割以上の確率で食べ物が原因。。。

どんだけお子サマなんだー\(゜ロ゜)/

缶を振ったのが悪かったんじゃないかと思って、隊長のせいにしようと戦闘態勢に入ろうかと
思ったんだけども、パンを食べてるあいだに日当たりいいとこに放置されてたバーナーくんは
太陽パワーで元気に復活してくれた!

どうやらガスがでて着火するとこに、缶を振った瞬間に雪が詰まって凍ってしまったようで
それで火が消えてしまっただけのことだったようです。

詰まった雪が解ければ問題は解決♪



よかった、大ゲンカになるまえで(´∀`)

そんなわけで安心して残りの食材を並べて、今度こそ火にかけます。



ぐつぐつ煮えたきりたんぽや肉だんごや油麩は味噌スープをしっかり吸って
あつあつうまうま♪




さっきの険悪ムードもどこかへいって、まわりの景色も見ずにただひたすら食べまくり。

やっとお腹も満たされて、まわりを眺める余裕もでたりするわけで。



なんだ絶景じゃないか!



食べるまえは薄くガスがかかっていた山々がすっきりと青空のしたに姿を
見せているではないですか\(゜∀゜)/



わりと相性のいい黒檜山。いつも最後にはこんな景色を見せてくれます。




武尊山。



ここはどこ?



燧ケ岳。



これもピッケル手に入れたら撮ってみたかった写真(´∀`)



日光方面も綺麗に見えます。
0041さんはもう下りちゃったかな~なんて言いながら見てました(*^_^*)



気が付けば時間はすでに2時半!
これはいそいで下りないと、ヘッドライトが必要になってしまう(゜□゜)

去年はここらへんでルートを外れて、人型を作りたくって雪にジャンプして
飛び込んだら埋まって起き上がれなくなった場所。。。



ぶわ~っと風が吹いてきて、木に積もっていた雪が降ってくる!



とてもキレイだけどとても冷たい、冬山の空気。



日が傾いてきて気温も低くなってきた。
この日の気温はマイナス10℃。日当たりがよくて風があたらないところは
それほど寒さを感じない。

というか、パンツのしたにはタイツ2枚だし、フリースのベストと普通の2枚だし
これで寒かったら困るんだけども。



ふっかふかの雪は降りるときのほうが気持ちいい♪

でも油断すると埋まる。。。



とうっ!!!



まだまだ青い空。



そしてここらへんでだんだん足が痛くなってくる。



正面を向いて降りられなくなり。。。



カニ歩きで。

やっぱり下山は完治してない小指には厳しかったです(´Д`)



でもこのまま下りちゃうのももったいないくらいのお天気と、雪景色。

別に休憩することもないくらいのコースタイムの道なんだけども
前にも後ろにもだれもいなくて、シーンとした冬山を独占してるのが気持ちよくて
小指のためにもあえて休憩♪

隊長のアイゼンはワンタッチのとこがずれてしまうんだけど。



ワタシのはだいじょうぶ♪



こんな景色を見るのも久しぶり~(*^_^*)



大沼には夕日が射しはじめた。



あいかわらずのヨチヨチ歩きで下山。



でもゴキゲン♪

そういえばこの前買ったばっかのミトンは、さすがのマイナス29℃対応!
樹林帯に入ったら汗ばむくらいに暑かった(゜∀゜)

ハイキングのような雪山だけど、ものすごく楽しかった赤城山でした。
おしまい♪