春がちかづくとよく山の雑誌にでてくるセツブンソウとか福寿草とか。

あたり一面に咲くそんな春の代名詞のようなSpring Ephemeralたちに出会いたくて
去年初めて訪れた埼玉県の堂上。

春の雪が降った翌日とかで、セツブンソウの上には雪が積もっていて
白いお花はなかなか見つけるのが大変。

それでも雪のなかから顔をのぞかせる小さな小さな花はとても可憐で強く印象に残った。

で、そんなうれしかったレポをかこうとしていたら、おきてしまった東日本大震災3.11。
しばらくはブログのことなんて忘れてたあの頃。

一年があっというまに過ぎて、また今年も堂上のセツブンソウと四阿屋山の福寿草に
元気をもらいに行ってきました。

去年はセツブンソウを先に見てから四阿屋山へいったんだけども、今年は作戦変更!

あんまり朝早くだとセツブンソウたちはつぼみが開いてなくて、日も当たってないとキレイに撮れないので、
ことしは先に四阿屋山へ行ってみます♪



今回は西穂で転げ落ちてアザだらけからの復活登山なので、
お手軽に山居広場駐車場まで車で登ってしまいます(^∀^)



ことしは寒さでいろんな山のお花のタイミングがいつもの年からかなりずれこんで
毎年恒例な宝登山にもロウバイを見に行けず。
それはだいぶがっかりだったんだけど、この山居広場にもロウバイが満開になるというのは
去年見てちゃんと頭にインプットしてあったわけで。



ちょっとロウバイには遅かったようで、キレイに咲いてる花は少なめ。
ほとんどの花弁はしわしわ状態。



福寿草もまだお目覚めまえのようです。
四阿屋山から下りてきたら開いてるかな?



まるで花壇のように美しく整備された広場。で、そんな風景にだまされそうになるけど
四阿屋山はけっこうあなどれない急こう配だらけ。

階段だって上を見上げてしまうくらいの大きな段差。



今回はトレーニングだから男坂から登ります!



このあたりの福寿草はまだ葉っぱが小さくて、草地のなかでお花が目立つ。



もう疲れちゃったひとが。。。
この日の天気予報は寒気がもどってくるということで、晴れ予報だけど風も強いし気温も低い。

当然覚悟してあったかいウェアはいろいろ持ってきた。



けど、結果は。
風がぜんぜんなくて日当たりがよくて、ものすごい暖かいじゃないですか(゜∀゜)



ここからがしばらく日陰に入るので寒くなるはずだと思って、あんまり脱ぎすぎないように!!



両神神社までの道がいちばん寒いところかも。

ここには最近降ったらしい雪がちらほら。ときどき木の上からドサッと音をたてながら雪のかたまりが
攻撃してくるので意外と油断のできないところ(゜∀゜)



むかしは稜線を行けたらしいんだけど、いまは危なくて通行禁止!
左側を巻いていきます。



ほっら~!けっこう急でしょ?
低山だと侮ってくると意外と鎖なんかもあったりしてビックリするかも。



でもなぜか鎖が地面にひきずっていて、どうやって使うんだ?というようなとこもチラホラ。



デカケツ通りま~す♪



稜線の分岐まででると山頂はすぐそこ。
ここから下山は上級者コースのつつじ新道へも行けるんだけど、雪も積もってるしアイゼン忘れたしということで
つつじ新道はまた次回のお楽しみに♪(あるのか次回?)



ここを登ればすぐに山頂!



両神山どーん!!!

前は日向大谷から登ったから、ことしは八丁尾根から登ってみたいな。
隊長は両神山の新緑がだいすき(^∀^)



めずらしくあんまりお腹がすいてないので、ごはんは後にしておやつだけ食べたら下山します。

この前の滑落事件の恐怖からか凍ってて見た目よりも危なさそうなところでは、後ろから隊長が

『気をつけろよ!小股で歩け!!』

あぁ、まだ心配なんだな~。悪かったな、心配かけて。。。と思ったのもつかの間。



『こ~また、またまた♪こ~また、またまた♪』




また変なオリジナルソングを歌いながら歩く隊長(゜Д゜lll)
ちゃんとまじめに滑らないように歩こうとしてたのに、笑わせてるのは隊長の方じゃないか!!!



神社の下まで戻ってくると、朝はとじぎみだった福寿草の花弁が開いてて光をいっぱいにうけてすごくキレイ♪




ことしは雪山ばっかりで春らしさをまだぜんぜん感じてなかったので大満足。



で、いつもだったらここから駐車場へ戻ってしまうんだけども。

さすがになんだか歩き足りないし、堂上のセツブンソウ自生地へ歩いて60分くらいで行けるらしい。
ということで、久しぶりの山歩き~♪



こんなに毎週のように出かけてるくせに、なんで久しぶりかというと。



蔵王とか西穂独標とか雲竜渓谷とか。

急なアップダウンはまったくないところばかり(゜∀゜)
ちゃんと登るし下りる感覚はじつは久しぶりというへなちょこっぷり。



山居広場の休憩舎(平日休業?)の裏の杉林に入っていくんだけど、ふかふかして踏み固められてない道は
気持がいいし、登ったり降りたりもすごく楽しい。

道標もキチンとあるので安心♪(大きな声じゃ言えませんが、この日は地図もガイドブックもないんですよ!)



予想以上に急な下りでしかも景色はちょっと退屈になってきた。
ここを登ってくるのは疲れるだろうな~と想像。



つつじ新道をおりてきたら合流するところからは、竹林なんかもでてきてちょっと雰囲気が変わるけど基本杉林。。。



山居広場の分岐から30分で登山口へ。
ここからは車道を歩くわけですが。



あああ~!バスに追い越された(゜□゜)



堂上のセツブンソウ自生地は、車でもバスでも行けるのですっごい高級カメラを持った年配の方々でごったがえし!

平日の11時くらいで目の前の駐車場は満車だったので、お天気のいい土日ならちょっと離れたところの
駐車場までいっぱいになりそう。

きちんとロープが張られて、自生地に踏み込まないように整備されてます。入場料は300円。
入口にはトイレもあるし、ちっちゃな産直販売もあります。



おやつしか食べてないので、ここでおやきみたいなおまんじゅうをお買い上げ。1個100円。
(隊長は今朝おにぎり5個たべてます。けどもうとっくに消化済み!)

そんなわけでいよいよセツブンソウです(^∀^)
つづく。。。

春をみつけに堂上&四阿屋山へ。【後編】