めずらしく人気の観光山に行ってきて、あまりの人の多さにへろへろにやられて帰ってきました。

紅葉シーズンということで、バス乗り場から大混雑。

平日はバスの始発が土日よりも2時間も遅いという悪い条件もあって、
もしかしたら木曽駒の山頂には行けなくて、ものすごく混雑してたら千畳敷のお散歩だけで終わっちゃうかもしれない
という不安はあったけど、ここは夏に何回も行ってるから、それでもいいか~というお気楽さで。


それでも人ごみが徹底的にきらいなうえに木曽駒は我が家からはと~っても遠いので
隊長はものすっごい渋々な感じで、高速の運転をほぼワタシがするなら行ってもいいよ的な消極的な出発となりました。

そうやってアタシの運転距離が少しずつのばされていってる気がしないでも?

そうそう!最後に寄ったPAが普通車のスペースがものすごく仮眠に最適でこっち方面で仮眠のときは
もう絶対ここにしようと思ったほど!
一台一台の駐車スペースのあいだに広い植え込みがあって、お隣の車とぴったりくっつかないんです。
ここに書いておかないと忘れると思って、自分用にメモメモ♪

菅の台バスセンター(駐車代金500円)に6時まえくらいについたときには
すでにバス待ち&チケット窓口に行列が始まってた。



二手に分かれて行列につく。

チケット売り場もシャッターが閉まってて販売待ちなんだけども、単独で来てたら大変そう。
チケット買ってからバスの列に並ぼうとすると、バス行列もなが~くのびてしまうからすごく損をするのではないだろうか。

チケットはバスとロープウェイ往復で3800円。このあまりにもセレブなお値段で最近はすっかりご無沙汰だったエリア。。。

ワタシの後ろのおじさんもいいお天気なだけに早く山に行きたいらしくて
行列整理の係員さんに八つ当たりぎみ。

「なんでもっと始発を早くしないんだ!」

これは誰もが言いたかったことだと思う。。。

結局、路線バスなので勝手に始発を早められなくて、国に出す申請が大変なんだとかかんとか。
でも土日はその申請を出してあるんだよねぇ。



まぁ、文句を言ってもいまさら早まるわけもないのでおとなしくバスを待ちます。

でも空には気持ちいい秋の空が広がっていて、山頂につくころには曇ってしまうんじゃないかと思ってイライラ。

行列はどんどん後ろにのびていって最後尾が見えないほど!

イライラが伝わったのか、時刻表より10分早く始発が来て行列前のほうの方々をのせて出発していった。

その後10分空かないくらいで次々臨時バスが到着して、3本目のバスに乗ってロープウェイ駅へ。

3連休の仕事が終わった10時すぎから準備して、結局一睡もしないで1時前に家を出てきたのでバスからは景色も見ずに爆睡。

到着したロープウェイ駅も当然行列。。。

ただ、ロープウェイも始発より早めに運行を始めてくれたので、乗った3本目は最初の予定の始発時間8時。

窓から紅葉を眺めてるうちに千畳敷へ到着!

それにしてもこんなに混んでたっけ?
ふだんは見かけない山ガールもわんさか。
みんなショートパンツにタイツとかで寒くないのかな?

今までは夏しか来たことなかったから、秋が特別なのか、それとも最近の山ブームのせいなのか、
カメラマンもいっぱいだし、山ガール&ボーイもいっぱいでびっくり。



でも景色は以前と変わらず美しい~♪



南アルプスが見えて、隊長は塩見岳を見つけて大興奮♪








自分が登った山を見つけるのはうれしいよね。

千畳敷できれいな景色にうっとりしすぎてしまったけども、早く山頂へ行かないと混雑にのみこまれたら
たどり着けなくなっちゃうかも!!!



もっと鮮やかな紅葉を期待してたけど、
連休中に雪が降ったらしくてちょっと色がくすんでしまってる。



それでも山は晴れててくれるだけで満足。



まずは八丁坂から乗越浄土まで。

この時期に3000m級にくるのは久しぶりで、何を着たらいいのかすっかり忘れてしまって
パンツの下にウールのタイツを履いてきたら暑くて暑くて

駐車場が寒かったから着すぎて失敗
でもいまさら脱げないしね~。

久しぶりの急な登りにいきなりぐったり。
ゆっくり登りたいんだけど、行列ペースが結構はやくてまるで後ろから追い立てられるように登るので休めない。

途中でハイペースから脱落した人たちが行列から外れて、休憩してる。

なんかこういうのって富士登山以来かも。
いつもマイペースで歩いてるから、こういうのには慣れないなぁ

後ろから追い立てられつつ乗越浄土へ到着。
おかげでコースタイムの半分のペースで登ってきてしまった。

ぎゅうぎゅうだった人ごみもだいぶばらけてごった返すほどではなくなった。

もっと混雑が続いて山頂に行けないかもと思ってたくらいなので、今日のコースはまったく考えてなくて
帰りに余裕があったら、ここから伊那前岳に寄ろうかと。

なんたって帰りのロープウェイも行列だと思うしね。。。

まぁ愚痴はこのくらいにしておいて。。。


ここにある宝剣山荘は、たいへん失礼ではありますが、アタシ的山小屋ランキングワースト1に輝いております。
なんだかんだと山登りを続けて10年以上になりますが、いまだにここを超えるとこを知りません。
朝日連峰や飯豊山の避難小屋の方がすばらしくキレイ。

もしかしたら、ここもいまはキレイになったのかもしれないけど。当時はそれはもう。。。

山小屋のことだからトイレがうっ!と言う感じとか、部屋が狭いとかそういうことじゃなくて。

ありえないくらいごはんが激マズだったんですよ!
なんだか食前酒とかついてた記憶だけど、そんなことよりハンバーグがイシ◯のハンバーグみたいな型押しレトルト
みたいなので、変な味の肉?みたいなのと添加物の味しかしないしあまりにもまずくて、
お腹ぺこぺこなのにおかずもごはんも一口ずつしか食べれなかったんです。。。

あと部屋のなかも巨大な綿埃が壁際にずーっとびっしりこんもりあって、とても掃除してるようには見えなかった。

社会人なりたてくらいのころの記憶ですが、ものすごく鮮明。。。

いまはこんなことないといいんだけど。

そんな小屋の裏手から山頂を目指します。



ここからはゆるゆるな稜線歩き。



中岳まで登るとそれまで見えなかった御岳山や槍穂の山並みがどどん!と。

御岳山が近くてびっくり!



このまえ見たときは仙丈ヶ岳からだったから、今回が近くて大きく見えてあたりまえなんだけど。

御岳山もコースがいっぱいあるからまた行きたい山のひとつ。



右手に駒ヶ岳頂上山荘。
ここらへんで唯一のテン場もここ。

ほんとは木曽駒は日帰りじゃなくて、いつか空木岳と縦走したくて、
そのときはここに泊まろうと思ってたんだけど、コース上にあんまりテントはれるとこがなくて
なかなかプランがまとまらなくていまだに実現してない。



なんかこのゆるいアップダウンですら疲れてきた
考えてみたら、ちゃんとした山登りは一ヶ月半ぶりくらい。

この前の富士見下からのアヤメ平はほんとに平らだったからね~。



振り返ると稜線が美しい。



左下には頂上木曽小屋。

この狭い範囲になんてたくさん小屋があるんでしょう







もうちょっとで隊長が山頂につきそうです!

つづきは後編で。