紅葉の木曽駒ヶ岳&宝剣岳【前編】のつづきです。



山頂に無事到着しまして、伊那前側の神社と木曽側の神社にお参り。
山頂にいたおじさんに地元の人間は木曽駒とは言わないで西駒というんだよ、甲斐駒のことは東駒だね。と教えていただきました。



だいぶ雲がもくもくしだして、南アルプスはもうぜんぜん見えない。

北アルプスはまだなんとか。









まだ時間が早くて、ごはんはどうしようかと思ったんだけど。

下りても人が増えてきたら食べるとこもないかもしれないし、というわけで山頂でランチ♪
でもとにかく今日は長居はできないので、かんたんにラーメンで。

準備してる時間もなかったからコンビニ調達食材ばっかり。



お餅はコンビニよりもっと悲惨!

家で眠ってた賞味期限が半年前に切れてたやつ!!!
よーく見てもカビとかはえてないし、乾燥剤も入ってる真空パックだからいけるかな?というわけで。。。



焼いたお餅とコンビニ調達の温泉玉子、カニカマ、ペッパービーフをのせた味噌ラーメンの出来上がり~♪

ちなみにラーメンは3人前。



玉子を割ればとろ~っと♪

お腹いっぱいになって眠くて眠くて、隊長はいまにも倒れ込みそうな勢い。
でも山頂は岩ごろごろで寝るにはあんまり気持ち良さそうじゃないし。



じゃ、とにかく進みましょう!
ほんと、ラーメンは簡単で早い。山頂にたったの1時間半くらいしかいなかった。

下るのはあっというまで、駒ヶ岳頂上山荘におトイレをお借りしにいってみました。
洋式トイレはキレイで臭いもなし!清潔!!100円なり。

で、戻ってきたら隊長はもうさっさと登山道脇で爆睡。



気持ち良さそうねぇ。。。

ずっと寝かせてあげたいけど、というよりアタシだって寝たいけど。
今日はやっぱり先へ進まねばいけないのです。



そんなわけで10分くらいで隊長を起こして、帰りは中岳の巻き道を。
危険という標識とか地図も破線になってますが、まったく危ないとこはありません。
北アの一般実線ルートと同じくらいだと思う。



ときどきガスが晴れるのが幻想的。



向こうに宝剣岳のてっぺんに立ってるひとが見えた。

「オレもアレやりたい!!」

隊長のこの一言で今日の下山ルートが決定。
伊那前岳ピストンはやめて、宝剣岳を通って極楽平からロープウェイ駅へ戻ることにした。



宝剣岳へ行くひととなると、いきなり登山者は激減。

宝剣山荘からコースタイムで20分ほどなので、すぐに到着。

てっぺんの岩の手前で3人グループがいて、一人は登れて、一人はてっぺんの下の岩のとこで
怖くて無理!って断念。
そんな男の子たちを見て、アタシも登りた~いっていう山ガールちゃん。

でも登れるかな、どうしよう。ダメでもチャレンジだけしようかな。って延々と悩み中。

仲間の男の子も、無理しないほうがいいよ!と言うんだけど、あきらめきれない様子。
男の子もそれなら行くだけ行ってみてれば?と言ってみると、やっぱりやめようかなとか。

いつまでもぐずぐず。

順番待ちの列が長くなるからどっちでもいいから早くしてほしいのに延々グズグズ。
後ろに順番をゆずってグズグズすればいいのにあくまでも先頭はどかない。

なわけで、鬼くっきーですから黙ってられません。

どっちでもいいから早く決めてくれません?

相当(アタシが!)怖かったのか、やっぱりやめると言って宝剣山荘のほうへ戻っていきましたとさ♪




隊長は長い脚で先に登った男の子が届かなかったところに一気に脚をかけてあっさり登っちゃった。
でも高所恐怖症なので立てなかった。

では、交代してくっきーも♪

アタシは短足なので隊長と同じようには脚が届かず、脚のかわりに膝をのっけてぐいっとあがりました。



んで、◯◯と煙は、ということで。



立てちゃうんですね~♪

満足したので下山です。

ここからの道も地図上は破線になってますが、ちゃんとした登山装備なら何も問題ないと思います。



この岩稜の雰囲気はかっこいいですね♪






こっちのルートのほうが歩いてる人が圧倒的に少ないので、ぜったいおすすめ!



ちょっとガスが多くなってキレイっぽい景色が見えないのが残念。



ときどきガスがさ~っと晴れると、鮮やかな紅葉が見下ろせるんだけど。



もう向こうに三ノ沢分岐の平らなとこが見えるとこまで来たとき、反対側から男性3人グループ。
ものすごく軽装で手ぶらにスニーカーの人もいた。

彼らのあまりにも危なっかしい歩き方が怖かったのと、ひとりがつぶやいた言葉が気になった。

「こんな道だからこっちに来る人がいなかったんだ。。。」

なんか既に彼らがいっぱいいっぱいに見えて心配した隊長が、この先もコースタイムで50分くらいはずっとこんな道ですよ。って教えたら

「えー。脅かさないでくださいよ!」



脅かしたんじゃなくて事実なんだけどね~。

そのまま彼らはものすっごいへっぴり腰で進んでいったけど大丈夫だろうか。。。
こういう人のために地図はここを破線ルートにしてるのかもしれないけど、軽装ハイカーは地図を見ないから意味ないんだよね。






写真だとうまく撮れなかったんだけども、このあたりがガスが晴れるととてもキレイだった。



まさに極楽!



いつか行きたい空木岳への縦走路はここからはじまる。
今日は帰らなければいけないのであきらめて千畳敷へ。



千畳敷から乗越浄土へは紅葉はもう終わりかなぁと思ってたんだけど、
こっち側がまだきれいだった。



ガスガスだけど想定外のうれしさ♪



ロープウェイ駅が近くなるとアナウンスが聞こえてきて、
下りの整理券を配ります!と言ってるじゃないですか!



急いで下りて早速整理券をもらう。まだ配りだしたばっかりみたいで、あんまり待ち時間はなさそう。
千畳敷をぐるっと散策してる時間はなさそうなので、駅のまわりだけうろちょろしてみる。

そのあいだにも、隊長はいろんな観光客に写真撮ってくれませんか?って声かけられまくり。
でっかいから目立つんでしょうか?







ロープウェイ駅では鈴木ともこさんの原画展をやってました。



原画って、売ってるまんがと違ってすごくきれいなんですね。はじめて見たのでびっくりしました。



結局一時間待たないでロープウェイに乗って、バスも待っててくれたので帰りはスムーズに。

菅の台バスセンターのすぐ近くの温泉に入って、近くの有名らしいお店でソースカツ丼でおなかいっぱい。
有名だけど味はこんなもんかという感じで残念。たぶんこの店へ2回目はないなと思ったので紹介省略。

隊長にごはん半分とカツも一枚あげたのに苦しくて、
めずらしくソフトクリームとかおやつとか何もなしで帰った。

慣れない人ごみ登山に落ち着かなかったのととにかく家から遠くて、帰りはかなりぐったり。。。
紅葉シーズンにまた来たい!と思うとしたら、かなり先のことかな。

おしまい。

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