気がつけば栗駒山から5週間。

そのあと山歩きしてなかったことにびっくりしまうま(古っ!)

ほんとうは先週歩きたかったんですけどね。天気が悪すぎて断念。
でもじつはちゃっかり下見だったわけですよ。

家から行ったことのないエリアだったもんで、下道でえんえん2時間半。

で、今回は慣れた(まだ2回目だけど)道をスイスイ進み、茨城県民の日ではなく
普通の火曜日なので、空いてるというかガラガラの第一駐車場に停めて出発です。

歩いてみたかった今回のコースは先月の岳人に載っていた、生瀬富士から月居山への縦走コース。
あっちこっちの紅葉便りが届いたずっとあとの11月中旬から12月に紅葉を楽しめるコースです。

場所は茨城県北。福島県と栃木県に近い。。。


岳人を見てからずーっと楽しみにしてたんです♪



登山口への案内は駐車場の目の前に。
民家のあいだを歩いていくとお手製の道標に導かれて登山口へ。



ああ、晴れてるって素晴らしい!
もうそれだけでうれしい(´∀`)



ゆるやかな整備された道をポクポク歩いていく。



地元の中学校が作ってくれた標識はこまめにでてきて道案内してくれます。




葉っぱが緑色のも黄色いのも太陽の光を浴びてキラキラ輝いてる。
ワタシもじつは光合成してるんじゃないかと思うくらい太陽がすき。
ひっさびさの太陽の光を浴びながら歩いてるだけで機嫌がいい♪



先週の紅葉がキレイだったから、もう今日は晴れてれば嬉しくて紅葉は
終わってるだろうなって思ってたんだけども、コレがまだまだ!



紅葉も黄葉もとてもキレイ。
緑色からオレンジ、黄色のグラデーションなんてうっとりするくらいです。



あんまりにも気持ちよくて頭のネジが取れちゃったみたいに二人とも、キレイだね!楽しいね♪の繰り返し。






気がついたらゆるやかな道は一気に登る急な道に変わっていて落ち葉に隠れたぬかるみに足をとられそうになる。



ロープが弛まないで張ってあって、通行止め用ではなく掴まっていい感じのだったのでありがたく。



里山で標高は420mしかないから、油断しそうになるけど
気をつけて見れば細い稜線の両側はすっぱり切れ落ちていてフラッと足を踏み外せばかなり危険。

岩場の登りは鎖もあるけど手がかり足がかりがしっかりしてるので使わなくて大丈夫。



デカケツが登ってますね。すみません。。。

見上げた空の面積が広くなったところで、生瀬富士の山頂にでた。



かわいい山頂標識がいくつもあって、約400mなんてのも堅苦しくなくっていい感じにユルい♪



山頂は木もあるのに風の通り道になってるようでちょっと寒い。



これからどうしようか?

岳人のコピーを持ってきてたので読んで再確認。

どうやら袋田の滝へのルートを進む前にちょこっと寄り道したら素敵な絶景が見られるとこがあるらしい。

チラッと覗いてみるといままでとは雰囲気の違う稜線のようなので
ザックとカメラを置いてさっそく絶景ポイントへ!



ここだけ切り取ったらアルプスの稜線のような展望のいい岩場歩き。
なんでここに突然こんな地形の場所があるのか、自然って凄いし不思議。



くどいようだけどここは標高420m。
でもこの高度感はそれ以上。



高所恐怖症の隊長がときどきへっぴり腰になりながら歩く。
そのビビり方もアルプスの切れ落ちた稜線歩きのときとまったく同じ(笑)

不思議なのは山頂と違って遮るもののない360度まるみえの場所なのにぜんぜん風がないこと。
ぽかぽかあったかくて昼寝したくなるような。



山頂よりもこっちで休憩すればよかったかな。



そうそう。こっちには420mって書いてありました。

青空に飢えてたので、ものすごく気持ちよくって
ホントにホントにもったいないけど山頂へ戻りますか!

山頂からはロープの張ってある方の道へ進み急坂をぐんぐん下る。
コレももったいないほど(笑)



意外と急なアップダウンでびっくりだけど距離は短い。
なんたって標高低いから、急な上に長い距離を下りたら下山しちゃう!






細かくアップダウンを繰り返しながらトレイルは続く。






頭の上には鮮やかな紅葉がこれでもか!と被さってくる。



葉が落ちている木も多いから、展望もなかなか♪



立神山。

あら。ここも420m。

登っておりてまた同じ高さに帰ってきました。

さっき歩いた生瀬富士の稜線が見える。



見下ろせば穏やかな里山風景が広がっている。

むかしは家が見えるだけで苦しくなるくらい仕事のストレスをかかえていて
逃げるように北アルプスへ向かったけど、いまはこういう景色にちゃんと癒される。



今朝ついたときに比べるとだいぶ観光客が来ているようです。
駐車場の車が増えてきてる。












足元にも広がる赤い絨毯。



だれにもすれ違わないし、追い越されることもないし。
鳥の声とか風の音とか落ち葉がサクサクする音とかに囲まれてのんびりと歩く。






生瀬富士までの数に比べると標識はぐっと減少。





コースタイムなんてどこへやら。

こんな景色に囲まれてたら進めるわけないでしょ!!!








さすがに杉林は暗かったし、さらに直滑降のゲレンデのような斜面を一直線に下る。



月居山が見えてきた。






こんな低山で、ここまで紅葉がきれな山って初めてきたかもしれない。










カズマ分岐。

まっすぐ進めば袋田の滝を上から見下ろす絶景ポイント。
その先には終盤にはさらに生瀬滝の上を渡渉というお楽しみも♪
右へ進めば滝下へ下山。

今日はまっすぐ進むつもりで来たわけだけど、心揺るがすような一言が。



日付は昨日!

渡れないほど増水してるのか(゜ロ゜lll)
楽しみにしてたんだけどなぁ。。。

っていうか。ここに書いたらダメでしょう!
マジックっぽかったので消せませんでした。

で、考えた結果。
せっかく楽しみにしてきたんだから行ってみようということに。
渡れなかったらアタシたちもここまで戻ればいいわけだし。

そんなわけで後編へ続きます。