もうこのセリフ飽き飽きなんですが。
ハイ、また寝坊でして。

強いて言えば今回は最初からなんか疲れてやる気がなかったんだけど。

前日に行く山探してネットをうろうろしてたんだけども
この時期あんまり行きたいな~ってワクワクするとこがなくて
一応、残雪の編笠山でも行くか~みたいなでもすごくテンション高い感じにはならずに就寝。。。

我が家からだと1時半には出発したいんだけど、布団から出られずにグズグズグズ。
で、なんか行かない言い訳探しのように天気予報を見ると天気はいいけど風速が23mだと!(゜ロ゜)

行かない理由発見。

じゃあどこにするか。振り出しに戻る。
この時点で夜中2時。

天気予報は晴れなので、めんどくさいといってもこのまま寝てると後悔するのは確実。

相変わらず布団のなかでスマホいじくりながら行き先を探す。

で、奇跡的にヤマレコでステキ情報を見つけました!
前日にいった方のレポで、茨城県の低山でイワウチワの満開情報。

お。コレいいんじゃないの?
じつはイワウチワって二人ともまだ見たことなくて、いろんな方のサイトでそのかわいい姿を見て
見てみたいな~と前々から思ってたわけで。

それから他のサイトで調べてみたら
去年の情報だけど、イワウチワがすごいことになる山だというのは有名らしい。

そんなわけで、下調べもガイドブックもなしでヤマレコだけプリントアウトして
横根山と都室山へ行ってきました。
(低山2つを縦走するのが一般的らしい。)

結局出発したのは6時を過ぎていたんだけど茨城だし~と侮ってたら、これが遠かった!

山の場所は高萩市というところで、
笠間とか水戸を越えて、高速からは海まで見えてきた!

家からだいたい2時間半で登山口のあるさくら公園の駐車場に到着。

着いたときには数台しかいなかったんだけど、ちょうどいい時間なのか他にもどんどん到着。



そのうちのオバサマがおっしゃるには、昨日のローカル新聞に横根山が紹介されてたそうです。
それで人が多いのか?

登山口は駐車場の奥へ進んで小さな橋を渡って行きます。







山は左へ進みますが、右側のキャンプ場炊事場の奥にトイレがあります。
キレイでペーパーあり。






隊長のカメラがまさかのバッテリーピンチ!
充電を忘れて、あとちょっとしかなさそう。




駐車場と川を挟んで反対側を回り込むように最初はゆるゆると登っていきます。



山の案内はとっても小さくて手作り感がかわいい。
けど見逃さないように注意!



川の水量が少なければ、回り込まないでもそのまま川を渡ってショートカットしていいようです。(この日はかなり早い流れでムリ!)



早くも下山してきた単独のおじさんがこの先の状況を教えてくれました。
40分くらい登ったらイワウチワが群生してること、国道461号に出るための花貫川の渡渉が増水しててできないことなど。



ただしこの時点で後半の国道うんたらかんたらあたりからの説明は頭に入ってない。
なんたって下調べしてないので地名を言われてもちんぷんかんぷん。

ダメ登山者の見本。



とにかくイワウチワが楽しみでおじさんとお別れして進みます。

道が狭く急になって、10分。



あれ?もしかしてイワウチワ?



落ち着いてまわりを見ればイワウチワだらけ。登山道のずっと下までイワウチワがびっしり。



おじさん、もう咲いてるけどこれは群生じゃないの?



ピンクが濃いのとか白っぽいのとかいろいろ。



そうそう。隊長サマも撮ろうとしたんだけど、電源入れて撮ろうとした瞬間にバッテリー切れ!
カメラはただのお荷物になりました。。。



登山道が狭いのに際までびっちり咲いてるイワウチワを踏みつけないようにそーっと歩かねば。






上から見てるとイワカガミにそっくりで
帰ってきてから調べたら同じイワウメ科で仲間なんですね。



進んでも進んでもイワウチワ。



右を向いても左を向いてもイワウチワ。



初めてのイワウチワがこんなにキレイだと、次に他の山でちょっとしか咲いてなかったら
感激できないんじゃないかと心配になるくらい。




ちょっとイワウチワが少なくなってきたな~。さすがにもうおしまいかなぁ?



そんなことを感じ始めたら、沢尻湿原と横根山山頂の分岐に到着です。

分岐で先を歩いていたグループの方に親切にこの先の情報を教えていただく。

横根山に行くにしても沢尻湿原に行くにしても、ルートはまた分岐に戻ってきて問題は下山をどうするか。
通常であれば分岐から90分の都室山へ行って、そこから花貫川を渡って名馬里ヶ淵へ出て国道沿いを戻るルートが一般的。

ただし、最初に会ったおじさんが教えてくれたように川が増水してるときは渡れないので、都室山からもう少し稜線を歩いて
鳥曽根というところから国道へ降りるルートがあるらしい。そのルートだと渡渉はしなくていいそうです。
ただ、そのルートは少し不明瞭だとか。

ここで地図をだして教えてくれたグループの方々は川へは降りないで、都室山へいく道を途中まで歩いたら戻って、登ってきた道を
ピストンして下山すると教えてくれました。



持ってきたヤマレココピーを読んで、そうかぁ。確かに渡渉してるわ。。。
こんなとこまで来てから、今日のコース確認。まるで今日が初めての山登りのような初心者っぷり。

とりあえず横根山へ向かいます。



ハイ、389mの横根山山頂に到着です♪

展望はいまいち。足下には2株ほどのカタクリ。

見晴らしの丘っていうのにも寄り道。



アセビもきれい。(あってるかな。)






見晴らしは360度ではなく、海の方だけでした。



さっきの道を教えてもらった分岐まで戻って今度は湿原へ。



それはそれはコンパクトな湿原。

だけど、ちゃんと湿原の花が咲いてた。






あまりにもショボショボなんだけど、よく考えたらたった標高389mの山なのに、その山の上に湿原を持ってるなんてステキかも♪



さて、ここからどうするか?

じつは昨日歩いたという人のヤマレコ情報はGPS記録が川を渡ってるんで、行けるんじゃないか?という思いがあり。
行ってみてダメだったら、また都室山へ戻ってくればいいか!という結論。



そうそう。イワウチワは横根山山頂へ登ってくるところが一番びっしりと群生してて、この先は少なくなって
都室山を過ぎると横根山の1/5しかないとのお話も。



そんなお話を聞いてきたけど、場所によってはやっぱりたくさん咲いてるうれしい誤算。



この木の花は何だろう?











うーん。。。
ここにも増水時は渡れないよ!の注意が。
そういえば土曜日にかなり降ったばっかでしたね。



考え中?

まぁダメだったら戻ってきましょう。800mだし。



2つ目の山頂。

都室山のほうが山頂は広々です。



今日はごはんも手抜きでレタス、チーズ、ハムのホットサンド。
でもちょっと曇って冷えてきたカラダに熱々のホットサンドはうまうま♪



さて下山開始。



こっちの群生もなかなか♪
十分たくさん咲いてます。



イワウチワにうっとりしながら歩いてると、前方から見覚えのあるご夫婦?

さっき早いペースで追い越していったご夫婦が渡渉をあきらめて戻ってきたとこでした。
でも他の4人組が靴を脱いで裸足で渡るつもりって先へ行ったとか。

山頂から800mなので、川の流れる音が聞こえればあっというまに花貫川。

なんと川岸に竹の杖が用意してありました!
ありがたく1本ずつお借りします。






ちょうど4人組さまの女性たちが渡り終わるとこだった。





先に渡ったおじさんが渡りやすいところを教えてくれた。
完全に露出してる岩はなかったので、どぼんは覚悟だけどゲイターを忘れたワタシでも靴の中にはたいして浸水しなくて
靴下が濡れたくらい。
やっぱり登山靴ってすごい!

流れの勢いも結構あったのでドキドキしたけどおもしろかった。



里山なので全体に急な上り下りがあっても長続きはしないし、ゆるゆるお花見登山だけど
最後にちょっとアスレチックみたいにドキドキすることが用意されてて楽しかった!



帰りは車道沿いを進むけど、遊歩道ができていてお花もきれい。




















お?なになに?



石碑を設置してる最中でした。重そう。。。



ダムの上から歩いてきた山を眺める。



川鵜かな?



最後は近道へ入れば真下が駐車場。



なんだかホントに適当に決めて出かけてきた横根山・都室山。

今まで聞いたこともなかった山だけど想定外の充実ハイクですっかりリフレッシュできました♪

春の定番にしたいくらい。

この日、何回も言ってた隊長の嬉しげなセリフ。

『風速23mにしないでよかったねぇ』

ホントにね♪な休日でした。