今年の夏休みは7月29日から8月1日の3泊4日で南アの中でもみなみ~のほうにある赤石岳と荒川三山へいってきました。

我が家の南ア歩きは、2010年の聖岳・光岳、2012年の仙塩尾根に続いて3回目♪

今年も相変わらず天気予報とにらめっこして出発前日に決定。

なんと全国的に天気予報はいまいち。

東北案は肝心の登山口への道が崩落したとかで早々に消滅。
北アは木・金曜日には晴れそうだったけど、今年の休みは木曜までしかもらえない。

できれば週の前半に晴れてる山に行きたいんだけど。。。
残念ながらそんな都合のいいとこはなないなかで、しぞーかだけはなんとか天気がもちそうな気配。

それならば!

でっかい百名山を2つもかかえた山域に行ってみよう。

前に聖岳のてっぺんから眺めた稜線がとてもステキだったので、できれば聖岳から赤石・荒川三山とつなげたかったんだけど
我が家のへたれっぷりだとそのコースを3泊で歩くのはとても無理!!
無理矢理歩いたところで楽しむ心のゆとりがなくなりそうだし。

そんなわけで聖岳から赤石岳のルートはまたの機会にとっておくことにして、
今回はおとなしく椹島から赤石岳・荒川三山・千枚岳のスタンダードコースにいたしました♪

去年の鳥倉登山口のときに思い知ったはずだけど、我が家からしぞーかは遠い。

片道6時間。。。

臨時駐車場へつくと、平日だけど車が結構停まっていて人気の山なんだなぁと実感。

どこに停めようか~?

あれ?

見覚えのある後ろ姿?んー?


シェフさん!!(゜∀゜ノ)ノ



ことしの6月に会津駒でバッタリしたばかりのシェフさんとマダムさんでした!

去年の7月にお会いしてからまさかの3回目の出会いに感激♪

今回は聖岳から千枚岳まで歩かれるそうで、私たちも行きたかったコース。うらやましいっ!

またあとで~♪といったんお別れして準備にとりかかる。
準備をしているうちに雨がぽつぽつ降りはじめた。このときは今日は樹林帯だからちょっとくらいの雨なら、くらいにあまく考えてた。

始発のバスは8時なので、1時間くらい仮眠。。。

のつもりが。

窓をコンコンする音。???

シェフさんたちです。

バスの臨時便が出るそうでわざわざ教えにきてくれました!ありがたいーーーー

窓を閉めて寝てたので、外で係の人が臨時便出しますよーって言ってるのがぜんぜん聞こえなかったのね。

あたふたと券(往復1人3000円)を買ってバスに乗り込みます。
この3000円はお高いようでいて、じつは山行中に泊まる小屋代に振り返られるシステム。
そのかわり必ずどこかの小屋に1回は泊まらないと帰りのバスに乗車できません。

一台分の人が集まっていたので出してくれたのか、臨時便は7時20分に出発しました。ラッキー♪

雨はどんどん本降りになり、窓の外には赤石岳が見えるはずなのにどんよりした空のなかのどこに山があるのかまったくわからない。

ここからの景色は一回も見たことないので、心の目で見たくても想像できない┐(´д`)┌

途中で茶臼岳にとりつく畑薙大吊橋を見る。
いつかここからも登ってみたいなぁ。。。

車中では、無線で山の各小屋へ今日の泊まり客の数を連絡している。
コレ、おもしろい!
それぞれの小屋どうしも連絡をとるので、今日何名がどこの小屋からどこの小屋へテン泊なのか食事つき小屋泊なのか自炊小屋泊なのかをすべて連絡していく。

登山口に入るのにバスを使わないで歩いていかないかぎりは、この連絡網から逃れて歩くことはない。

途中の聖岳登山口でシェフさんご夫婦がおりていく。
お互い頑張りましょう!な握手をかわして。

ほとんどの方は椹島まで乗っていきます。

窓から見える雨の強さにびびって、降りる前にザックカバーつけたり雨具きたり大忙し。

1時間で椹島に到着♪

とんでもなくきれいな場所です。

キャンプ場は徳沢園みたいな感じ。建物は小屋というよりシャレオツロッジ

中が気になるところですが、下山もココなのであとでゆっくり偵察しましょう。

いまはまずトイレ!(笑)

もちろんトイレットペーパー完備の手洗いには鏡もちゃんとあるきれいなトイレでした。

雨のときにありがたい屋根つきのオープン休憩スペースも広々してます。



あまりの降りっぷりに躊躇してしまって、なかなか屋根の下から出られないんだけど
同じバスの方々もみなさん赤石方面、千枚方面へとそれぞれ出発していきます。

今日ここに泊まるわけにもいかないので、いい加減にあきらめて我が家も出発。
(ちょっとだけ椹島でまったりしたいって思ってたけど。。。)

同じバスで最後の出発になりました。あいかわらずモタモタ。



登山道はいったん林道を横切ってから本格的な道に入る。

雨だけでなく薄暗い樹林帯に見るものもなくて、途端にテンションがた落ち。



景色の変化もなくて本当に進んでるのか不安になるくらい。

唯一の目安はこの案内。



あまりの雨に防塵防滴カメラもあんまりしょっちゅう出す勇気もなくて、コレだけ撮ってた(笑)


今日の目的地は赤石小屋。

おそらく晴れていればなんてことのない5時間。

ただワタシの場合。

だいたいがいつも光合成してるかのような単純な脳みそ構造なので、雨とかガスガスだとそのまんま気持ちまで低気圧。
それはそれはヒドく扱いづらい状態。。。

まぁ低気圧じゃなくても最近たまに思うことなんですが。

「ねぇ。。。」


「なに?」

「なんか最近さぁ、山に行きたい!っていうテンションがあがらないんだけど。」


「。。。。。」

「アタシが山やめたいって言ったら、隊長はどうする?」

「ひとりで行こうかな。」




「ウソだよ。。。」

「10年以上歩いてればそういう気分になることもあるだろ。」

大人発言じゃねーか、隊長!

くだらないトークするぐらいしか暇つぶしのしようがありません。
あとはそこそこ急な登りにひたすら一歩一歩足をあげるだけ。

樹林帯なので大雨でもなければたいして濡れないだろうぐらいに勝手に思い込んでたんですが。

風も強くて唸るような上空の風が木々を揺らして、大粒の雨をカラダに叩きつけていく。
こんな状態の薄暗い樹林帯を歩くのはむしろ修行以外のなにものでもない。

もうこの時点で今夜はテン泊は無理だねと二人の意見が一致。

どうせどこかで泊まらないといけないなら、雨のときに泊まったほうがいい!



3/5を撮るの忘れてた!

2から3が遠くてぐったりだったんだけど、3から4が思ってたよりも近くて、この区間だけでも早く歩けたのはうれしい誤算。

このルートはきちんと整備されてて歩くのに危険だったり緊張するようなとこはありません。

ただ重荷を背負ったカラダには急なだけ。



ゴアテックスのレインウェアとグローブはすでに許容量オーバーしたようでぐっしょり濡れて、手をぎゅっと握るとボタボタボタっと雨水を絞れる。



おまけにさっきまでは歩けば暑くなったのに、カラダは冷えきったまま。

休憩して止まってるとどんどん冷えてくるので、ゆっくりでもいいから登ってるほうがラクみたい。

早く小屋につかないと、この寒さはちょっとヤバいかなぁ。

同じバスだったおじさんグループに追いついた。
みなさんもかなりお疲れの様子。



最後の関門だそうです。
ホントね?
嘘だったらヤだよ<(`^´)>

関門は意外と特別に急なわけではなく、今までもちょこちょこ出てきた登りと同じくらい。
むしろこれが最後!って思ってるから足取りも軽い♪



登りが終わったーーーー!




でもまだあと30分もあるのね。。。
なんだか関門が終わったらすぐ小屋な気がしてたのでがっかり。

いまさらのギアチェンジはしんどいんだけど、気を取り直して進みます。

登りに変わったおかげで少しだけ体が暖まった。



赤い屋根が見えたときはホッとした。

手前に自炊小屋と本館の下にはテン場があります。

テン場はいわゆるキャンプ場的な広いスペースはなく道路脇といった感じ。




やーっと小屋に到着。。。

あぁ、時間は聞かないで



ほんの2mまえでも小屋の看板がぼやけてます。

カラダは冷えきり、小屋に入った瞬間ストーブの熱気でホッとした。

小屋番さんはほんわかと優しい雰囲気で小屋の説明をしてくれる。

今日は空いてるので自炊でも本館のほうに泊まってください、と。
ラッキー♪

3000円の小屋泊に使えるチケットを初日に使うのはいきなり切り札を出すようでなんだかもったいない。


でもこの天気ではテント張るのも面倒だし、なんといってもずぶ濡れのレインウェアを通り越してさらにぐっしょりな服まで狭いテントの中では乾かしようがない。

ちなみに自炊の場合 、5000円なので差額2000円をお支払いします。

狭い小屋の入り口には薪ストーブがあって、その上にはずらっと濡れた服やザックカバーやあれこれが干してある。
ワタシたちのずぶ濡れ雨具もグローブもザックカバーも干させていただく。ありがたい(゜∀゜)

小屋は二階建てで片側を通路にしてあるけど二階はさらに狭いので布団を敷くと、その布団を跨いでいかないと歩けない。

宿泊客が少なくてワタシたちが通されたスペースには他に誰もいなくて、跨がれることもないし跨ぐこともなかった。
これまたラッキー♪

そうそう。
二階にはカーテンで仕切れる更衣室というかスペースがあるので女子にはありがたい。
人感センサーの照明に鏡もあって狭いながら何気に充実♪

一通り片付けたりごはんの準備をしたら一階へ。

混雑してたらたぶんそこも寝るスペースになると思われる場所も今日のところは休憩スペース。
ストーブがあったかい(´∀`)

先着のおばさまたちが濡れたものを上からぶら下げて乾かしてる。

ワタシたちにも、あんなとこ(玄関の乾燥スペース)に干しといても乾かないから、こっちで乾かしなさい!と指示が(゜∀゜)

隊長はおしりから太ももあたりまでぐしょ濡れパンツを着乾しするつもりだったんだけど、

「そんなのダメよ!風邪ひいちゃうし布団も濡れちゃうでしょ!!!後の人に迷惑よ!」

「干すときはこのくらいの高さでこうやって持って!!!そのほうが早く乾くから!!」

おっしゃることはいちいちごもっとも。
いろいろご指導いただきまして、それはもうビシバシと!(笑)

ここまで言われたらそりゃあ従いますって!(笑)

ちょうどお母さんなお年のおばさまたちは、おせっかいよね~って大笑いしながら勢いがあってずけずけと親切で楽しかった(*´ω`*)



小屋のごはんは宿泊客が少なくて、一回戦で終了。
早い人が食べ終わったところで自炊させていただきます。



なんだか雨のなか歩いたことでやっぱり疲れ切ってたようで食欲がなくて、ほとんどを隊長に押し付けてしまった。。。
(そのくせ、ルービーはきちんといただく


調子がいまいちだとごはんの味付けもいまいちになるようで、
隊長いわく、あんまり美味しくなかったらしい。ちっ(-_-#)

山でいまいちメニューはこれで3回目。
南ア茶臼小屋のテン場に泊まったときの、あの晩ごはんはマズかった!といまだに言われるいい思い出(?)も。
あそこは受付のときにオヤジさんにおやつをもらえたんだよなぁ♪
いいテン場だったなぁ(*´ω`*)


おっと脱線!

この日、悪沢三山方面から歩いてきた方たちのお話だと
稜線の雨は凄まじかったようで、瞬間の風速は体感25m/sを超えたこともあったとか。

雨だけならまだしも風が強かったことで、どんどん体温が奪われて低体温症になるかと思ったそう。
雨具を着ていても、下から吹き上げる風で煽られて、下着までびしょびしょ。
そこまでわかってても、もう一枚乾いてる服をザックから出す余裕はない。

あのニュースになったトムラウシの遭難を思い出したそうです。


この日、ワタシたちは樹林帯歩きでほんとうに恵まれていたんだ。。。
ヘタレなワタシが稜線にいたらと思うと。
あ、でもあっさり出発をやめて小屋で停滞にしたかな?(笑)

あしたは晴れてほしい。
でも予報はとても不安定。

赤石岳直下の稜線に出ると途端にたたきつけるような強風になるらしい。

そんな天気だったら、山頂には行けないかもしれない。
不安をかかえつつ、とりあえず今日は暖かくて安心な小屋で寝ます。

おやすみなさい。。。。
(あしたはもっと写真撮れるといいな♪)

赤石岳・荒川三山へ。【その2】へつづきます。