大型台風18号のつめあとが心配だったんだけど、久しぶりの山あるきに行ってきました♪

台風のあとの全国的な晴天でどこにでも行けそうだったんだけど、
そこはコチラの体調が万全ではなく、ワタシは喘息が治らないし、
隊長も3連休の疲れでぐったり。

とても長野や山梨などなど高山エリアまでの運転はできなさそう。

それならばいつもの近くて安心な日光へ行こう!

それじゃあ、日光のどこにする?

男体山がいい!

あのサビサビの鉄剣がぴっかぴかにリニューアルしてからまだ行ってないし
たまには表登山口から登ってみよう!

疲れるからヤダ。。。

嫌がる隊長にダメなら途中で引き返してもいいから!(そんなのサラサラ思ってないくせに!笑)

いろは坂が一部川のようになってるとこがあり、昨日の台風のスゴさを感じる。

途中の明智平で下りて景色を眺めたら、ものすごい寒くて急に季節が秋になってることにびっくり。



男体山に登るのはほんとうに久しぶりで、最近の日光といえば奥白根山が圧倒的に多い。

男体山はいろは坂を過ぎちゃえばすぐに登山口の二荒山神社へ到着。
こんなに近いんだったっけねー?

神社の境内に登山者用の無料駐車場があります。

男体山は二荒山神社のご神体。

正しくはこの表登山口から登らねばなりません。



でもなんにでも抜け道というものはあるものでして♪
男体山の裏側にまわれば志津乗越という場所があります。

そこは男体山の裏側から登る登山口。
コースタイムも短くさくっと男体山に登ることができます。

ちなみに反対側に進めば女峰山にも登ることができます。めちゃくちゃ遠いけど。

裏側とはいえ、志津から登る道も悪くないステキなコースです。
ただアクセスが悪く、車がないと行けない。

そんな理由で結婚する前は、表からちゃんと登ったものでした。




二荒山神社にお参りすると右側に登山者受付があります。入山料ひとり500円ナリ。

昨日の台風の話になり、凄かった風雨のお話など。



登拝門をくぐって進みます。

隊長はこういうときいつもキチンと帽子を脱いで礼をして通る。

登山は81段の階段を登ることから。



すぐのところに鐘があるんだけど、縁結びのご利益があるそうです。

隊長はもう縁はいらないだろー!って言ってるけど。

縁は必要ですよ。

出雲大社のときにも説明があったけど、
神社でいう縁結びは恋愛というよりももっと広い範囲でのご縁。

ワタシの場合、お仕事だったり山での出会いだったり。
隊長だってお仕事のいいご縁があればうれしいでしょー?

あぁ、そうか!

納得してお参り(*´ω`*)



心なしか登山道が荒れているような。。。

もとからこんな道だと台風の影響なのかなんなのか
ちょっとわかりづらい。

以前きたときは、ここらへんでお猿の群れに遭遇してかなりでっかいボスザルがものすごく怖かった記憶。
ソロだったし、前後にもだれもいなくて猿とワタシ!みたいな。

あのときはほんとに怖かったんだよぅ!と隊長にいまさら訴えてみた。。。



林道に合流したところが3合目。

おぉ!やっぱり荒れてますね。



あきらかに強風や雨で無理やり折られたっぽい枝やら溜まってた落葉が落っこちてきてたりとか。




開けた場所からは中禅寺湖が一望。



だらだらと長い林道歩きが続きます。

むかし登ったときは、ちょうどシロヤシオの季節で林道沿いの斜面から覆いかぶさるように
白い花が咲き乱れてた。


林道が終わってまた山道に入るところが4合目。



ここから急な登りになる。




かなり深くえぐれてるとこもあって、何か対策をしないと
どんどん浸食が進む一方だと思う。



会津駒の整備はしっかりしてて、えぐれなさそうだなぁって思ったけどどうなんだろう?



5合目には避難小屋。

少し染まりはじめた紅葉。

富士山も見えた。



秋にここから富士山が見えるなんて!
なんとなく男体山とはいままで相性が悪くて、曇ってたり晴れてても遠くはガスでまっ白だったり。

こんなに澄んだ空は初めてかもしれない。

久しぶりの山は夏が終わり、すっかり秋の気配。
日差しは暑いのに立ち止まると風が冷たい。

標高は低いのにひんやりした空気は夏の高山の涼しさとも違う。




途中でおやつタイム♪

あぁ、そういえば今日はすべてをコンビニ様に頼り切ってる。。。

おやつパワーでぐいぐい斜度をあげていく。

土の道からコンクリートの林道。そしてこんどは岩がごろごろと増えていく。

男体山の表側は道の雰囲気が次から次へと変化するので登っていて飽きることがない。




登っている登山者に意外と若い人が多い。

縁結びだからか?

ワタシたちと同世代っぽい男子のグループも2組もいた。



隊長はじつは表からの男体山が初めて!

なので、もう少し登ると岩の斜面でね~とか開けててね~とか小屋があってね~とか教えるんだけど。



ワタシの記憶とことごとく景色が違う!

いったいどこの話をしてるんだ!(笑)



おかしいねぇ?




隊長がんばれ~!



登れば登るほど、中禅寺湖が大きく。




隊長が愛する筑波山もよく見えた。

「西の富士、東の筑波」何百回も聞いて耳タコ。。。



隊長サマは最近怠けてばっかりでデジイチを持ってこない。

前から発売を待ち焦がれてたカメラがこの前発表になって、買うかどうするか悩んでるらしい。

でもそのお値段はレンズキットで20まんえん。。。

買えるのだろうか。たぶん無理だね!




大きな岩がごろごろしてくると7合目が近い。

また避難小屋がある。



5合目のもそうだけど、男体山の避難小屋はほんとに避難でなければあまり泊まりたい
雰囲気ではない。



鳥居をくぐる。

登山道にしょっちゅう鳥居が出てくるあたりはさすがに信仰の山らしい。




8合目にはお社があった。



道の雰囲気はさらに変わって、さっきまでの岩が少なくなって地面が赤くなってきた。

視界が開けて、景色が広がる。



9合目標識は道端にあった。



ここらへんでワカモノに追い越されまくり。。。

樹林帯を抜けて、頭の上には青空だけ。



日光白根山が堂々として見える。




なんだかやたら遠くまで見えてるような。

まさか北アルプス?

まさか八ヶ岳?




先を行っていた人たちも足を止めて景色に目を奪われる。

真冬でもない限り日光からこんな展望があるとは思わなかった。



ちなみに真冬の男体山には登れません。通行止めなので。。。

足元がザレザレになって赤い土が濃く登りにくくなると山頂はもうすぐそこ!



最後の鳥居をくぐれば男体山山頂に到着!



まずはぴかぴかにリニューアルした剣へ行ってみよう。



きらり~ん!

まえのサッビサビの大剣は腐食がすすんでいたものが東日本大震災の影響で折れたそうです。

こんどのはステンレス製なので腐食の心配はないですね。



山頂からはすばらしい展望。

日光から尾瀬の山々。





間違いない!北アルプスですよ~。














女峰山も目の前!男体山の奥様です。

でもコースタイムみるだけでうんざりな感じでワタシには無理。。。



タロー山。男体山の長男くん。




西の富士。




東の筑波。




八ヶ岳。



そうそう。
この日の志津乗越は車道に大木が倒れてて通行不能だったそう。

女峰山へ登ろうとバイクで来た方が通れなくて断念して、表から男体山に切り替えたんだと
教えてくれました。




本日のとことん手抜きごはん。
なんとすべての材料をコンビニ調達!



意外とおいしいじゃん!(笑)



で、最近多いんだけど。
ホットサンドのときってつい鍋を忘れてしまう。

食後にコーヒー飲みたいなぁって思うといつも鍋がない!

さすがに浅いバウルーではお湯は沸かせないのよ(T_T)

しかたないので水で我慢。。。



これは皇海山かなぁ?

相変わらずの食べ過ぎで隊長は寝心地よさそうな岩を見つけてお昼寝タイム♪

ワタクシもちょこっとお付き合いしてグゥグゥ寝てみました。
気が付いたら30分経過。。。



まだ眠たそうな隊長を放置してちょこっと下にあるお社までいってみました。

こっちから眺める中禅寺湖もきれい。



戻ってみると、生まれたての小鹿隊長!



遊んでるのかと思ったら、どうやら本人は深刻な状況。両足攣ったようです。。。

マッサージしてくれ!とうるさいのでチョチョイとマッサージ。
隊長のうめき声が男体山山頂に響き渡ったのでした。。。



二荒山大神におさわがせのお詫びをして下山します。



午後になってもまだ景色がくっきり。
こんな日もあるんですねぇ。



男体山とは相性がイマイチと決めつけてたけど、これで払拭できました♪




そうそう。あのはるか下に見えてる戦場ヶ原から小田代ヶ原には、隊長の両親がいます。

久しぶりにカメラ機材を持ってハイキングにきています♪

さすがに見えないね♪





登りであんなにひーひー言ってた斜面も下りは早くてあっというまに下りてきてしまう。





時折ふとい鎖があるんだけど、道は危なくないし重い鎖を持ち上げる方がむしろ修行?



4合目の林道まで戻ってきた。

ちょっとおなかが空いておやつタイム♪

えぇ、山頂ではちきれそうなくらい食べたばっかですけどね。



休憩してるあいだに工事車両が何台も通るんだけど、そのうちの一台に声をかけられました。

「今日は景色最高だっただろ~。ずっと曇ってばっかりだったんだよ」

やっぱり台風一過でこんなに見えたってことかな?



林道は、今朝いっぱい散らかってた枝やら落葉やらが片づけられてきれいになってた。



最後の鳥居をくぐります。




この階段を下ったとこの左側に靴の泥を落とす水場があります。



無事、下山完了!



久しぶりの表側からの男体山はなかなか楽しかった♪

そうそう。
この山も箱根の金時山や丹沢山のように毎日数回登ったり年に何百回も登ったりと
記録に挑戦する方も多いらしい。

すごいですねぇ。



おっ!ご神体も見えた♪

今日も楽しい山登り、ありがとうございました。