10月も終わりの27~28日、北八ヶ岳の天狗岳へ行ってきました。

ソロで。

隊長さまはお仕事だったんだけど、ワタシだけお休みがいただけたうえに
台風が去ったあとの日・月は天気がいい!

これは出かけないわけにはいかない!

じつはほんとはこの1週間まえに銀座登山部で小屋泊で行こうと計画してたんだけど
前日になって男子2名が風邪やら腰痛で入院とかまさかのドタキャンで、わっきーのテンションも急降下。

そんなわけで中止になってしまった天狗岳山行。

せっかくの山日和でも、今週は夏休みでハワイだとか退院はしたけど腰痛が不安とかで登山部は揃わないし。

下調べもしてあったから、突然のソロでも大丈夫。

ただ、ひとりで行くなら小屋に泊まることもないし愛しのsouloちゃんをもって行きましょう♪


日曜日のスーパーあずさなんて何年ぶり?っていうか初めて?

立川で乗ったら、自由席は満席でいまさらぎゅうぎゅうの通路を通り抜けて指定席の車両まで行く気にもならず
あきらめて車両連結の通路?乗降口の近くでがまん。。。
(指定席もどっちにしろ満席なのかな?)

甲府駅で乗客の大半が下りていき、やっと席を確保!

そのあと車内販売もやってきて、朝なにも用意してこれなかったのでサンドイッチとコーヒーを買う。

でもよく考えたら、下りたい茅野駅まであと16分しかない。

ぱくぱく食べてコーヒーを飲んだらなんだか落ち着いてしまってボケーッと。。。




車窓から景色を眺めてうっとり(о´∀`о)
あぁ、今アタシ山に向かってるんだわ~♪


はっ!

窓の外のホームに見えたのは茅野駅の文字!!!

ぎゃぁぁああ!

ザックを急いで背負って走って外へ。

幸い座ってたのが車両の最前列だったので、ぎりぎり飛び降りたワタシの背中で閉まるドア。プシュウ。。。

危なかったですよ、ホントに。降りられなかったらどうしたんだろう。。。

気を取り直して、改札を出たとこのキオスクみたいなとこでパンとかおにぎりとかお菓子とか購入。

駅を出てバスの乗り場へ。

日曜日の駅前は平日とはやっぱり違って、山へいくカッコの人も多い。
ええ、それだけでハイテンション♪

けど、人気は北八ヶ岳ロープウェイ行き。

同じ電車を下りた人もほとんどその行列へ並んでる。



行列を横目に1番のバス停へ。

ワタシは蓼科温泉渋の湯行きへ乗ります。



乗客は途中で学生くんたちが降りた後は登山スタイルのオバサマ2人連れのみ。

日曜日ってもっと混んでるのかと思った。

車窓から連なる山々を眺めてうっとり。(さっきはそれで降りそびれそうになったけどね。)

うっとりしてるうちにいつの間にか眠ってたようで渋の湯にあっという間に到着。

終点まで乗ってていいのって気楽でいいな♪

片道1,100円なり。

バスを降りると空気はシンと冷たくてブルッと身震いする。
茅野駅についたときはポカポカしてたのに、もうここは秋の山なんだ。

春にきたときは最初の橋から凍りついててびっくりしたっけ。



治山工事中迂回路ありの看板があったけど、どこから迂回路なのかわからずに普通に登山道に入る。

まぁ、迂回しなきゃいけないならちゃんとそのうち案内が出てくるでしょう。

ホントに今日が日曜日なのか疑いたくなるほど静か。
う~ん。想定外。

ソロでもここなら人がいっぱいで寂しくないさプランだったのに。

前にも後ろにも人が見えなくて、いつもの平日と変わらない。



苔の美しい森のなかは風が吹かなくて、ゆるいとはいえ一応登ってるから暑い。

ときどき立ち止まって耳を澄ましても鳥の声と木がザワザワする音しか聞こえない。

同じバスのオバサマたちはゆっくり準備でもしてるのか声も聞こえない。
それとも高見石のほうへ行ったのかな。


見上げた枝のあいだからは空が青くて気持ちいい。



50分くらいで最初の分岐。


ポカリで水分補給休憩。

あたりをぐるっと見回すと、前にきたときを思い出す。
地面は一面雪だったけど。

分岐の標識が示す黒百合ヒュッテ方面へ進む。




二つ目の分岐に到着。一つ目の分岐から30分。


ここまで誰にも会わなかったけど、やっと下山してくるカップルに出会う。
と思ったら、次から次へとすれ違う。




時間は12時50分。
日帰りの人たちがこのくらいの時間に下りてくるのかな?

で、いろんな人にびっくりされる。

「ひとりでそんな大きな荷物持ってきたの?すごいわねぇえ。」

最近は女性のひとり歩きも市民権を与えられた感じだけども、アタシがむかし一人で歩いてたころは
いまいち負け犬感が強くて、さみしい人みたいだったのに今は尊敬されちゃう時代の変化。


登山道には大岩がごろごろするようになり、沢の水がかかって凍ったのか
霜がおりて凍りついたのか、てかてかした岩は表面が凍っていて油断していると足が滑ってしまう。


トレランのツアーも走ることができなくてソロソロ下りてくる。



気がつくと汗はかくんだけど、顔や手が冷たい。
ここで気をつければよかったのに。後悔という字の通り、あとでがっかりすることになる。

大きな岩をどんどん乗り越えていくと、ぽっかり開けたとこに黒百合ヒュッテ。



早速テン泊の手続きへ。

一人1,000円。(水とトイレ使用料も含む)

小屋にはすでに数名の宿泊の方がいてお茶とお菓子でくつろいでる。

ここには水場がないので小屋とテントの宿泊客には小屋でお水を分けてもらえます。


「はしっこにパネルが積んであるので、自由に使っていいですよ。
帰るときにはまた元に戻してください。
ソロ用なら1枚で足りると思います。」


パネル?



コレでした!ドカン!

結構重いーーー。

コレを女子がひとりで移動というのはちょっと。。。

やったけどね?

でも持っていけないからズリズリ引きずりました。



ちょうどお一人様サイズ♪

この上に乗っけて張ります。



マイホーム完成。わーい(*´∇`*)

っていうか、ここまでで冷えきってしまいシュラフに急いで潜り込む。


本当は中山あたりまで散歩に行こうと思ってたんだけど、上のほうは風も強そうで天気もちょっと曇ってきた。

もう今日はここでいいや。

まだお昼を食べてなくてお腹もペコペコ。

シュラフにおしりまで潜り込んだまま、茅野駅で買ったおにぎりを食べてポットの紅茶を飲む。

本を読んだりなんかしてくつろいでみるものの集中できない。

手袋しても全然あったまらない手が痛いくらいで、気になってしょうがない。

このままじゃヤバいかも?(;゜∇゜)

水をもらいに小屋へ行ったらストーブが赤々と燃えている。
手のひらをかざして裏表ひっくりかえして暖めさせてもらった。

しばらくジンジンしびれてたけど、マッサージしてたら少しずつ感覚が戻ってきた。

ついでにカラダもしっかり暖まってからマイホームへ帰る。

なんかさっきまでよりいい感じ♪


さて落ち着いたし、ごはんにしようかな。

ひとりだと徹底的に手抜きになるもので、今日はレトルトのパスタソース。



パスタを茹でて明太子ソースをあえるだけ♪

お湯を沸かすあいだから、ちびちび楽しんでたのがコレ♪



パック入りのワインを見つけました~。
あんまりたくさん飲んで明日の朝起きれないと困るし、起こしてくれるひともいないし
小さめなこのパックがちょうどよかった。

飲みたいときは白も持ってきたりしたら楽しいかもね~。

パスタ食べながらワイン飲んで、本を読む。

もうこれだけで満足♪




地図を引っぱりだして、明日のコースをどうするか悩んだり。(まだ決めてないのか!(゜∀゜)

予定ではあした東天狗岳へ行って、ここへまた戻り中山峠から稲子湯へ下山。

しらびそ小屋を見てみたくてこのコースにしたんだけど。

歩いたことのないコースや予想以上に寒かったりすること、もしかして早朝は道が凍ってたりしてとか。
どんどん不安になってきて、このまま明日はピストンで下山しちゃおうか。


それもいいじゃん。渋の湯で温泉入ってさ♪

とか思考はぐるぐるぐるぐる。。。

ふぅ。

アタシって小心者。。。


そうそう。


今回はちゃんと瑞牆山と尾瀬の教訓で夜中は絶対寒いぞ!って覚悟してたからマットを2枚もってきた。

自分のマットに隊長のNeo Airを重ねる。


隊長のマットが寝心地良ければ、同じシリーズの冬用のを買おうと思ってお試しのつもりもあるんだけど。


マット二枚重ねは想像通り寒くないんだけど、隊長のマットが短くて結局ひざから下はマット1枚になって冷気がじんじん伝わってくる。

かわりにザックを敷いても冷たさは変わらない。

足の裏にホッカイロをはってみる。

暖まってきたけど、眠れない。

腰や手も冷たくないのになんか寒い。

なんなんだろう。。。


それでもウトウトしたようなしないような。
寝返りをうつたびにピチョッと滴があたるような?

一晩中ごろごろごろごろ、ひたすら寝返り。
こんなんで明日歩けるのかなぁ。。。