さぁ、4歳のときにたどり着けなかった至仏山の頂へ
チャレンジするときがきたわよ!
あとから気がついたけど去年小至仏山に登ってから
ちょうど1年だった。
シーズン端境期だからか日曜日だというのに
戸倉の駐車場は朝5時半でもまだ半分くらいしか埋まってない。
天気予報のせいもあるかな?
今日は昼前くらいから晴れる予報。それまでは曇り。
自宅からここまでほぼ寝っぱなしだけど、
シートベルトから解放されてさらに寝るひと。
あんまりスヤスヤ寝てて起こすのもかわいそうで
出発ギリギリまで寝かす。
6時半の乗合バスで鳩待峠へ。
町にいるとまだ暑くて忘れがちだけど、もう9月。
山の朝はひんやり。
しかもさっきまで降ってたからねぇ。
おかしいなぁ。予報外れた?
朝ごはんのおにぎり食べながら、
息子くん、久しぶりのお山だからはやく歩きたい気持ちだよ!!
なんて頼もしい。今日はしっかり眠れたからかな?
自分で言ったこと忘れるんじゃないわよ。
向かう先には怪しげな空。
ちゃんと出していきましょう!
あと今年の尾瀬は熊の目撃情報が多いから
熊鈴も鳴らしながらね。
宣言通りここまで順調。
でも疲れちゃったからちょっと休憩。
そうそう。ついに息子もモンベルの登山靴デビュー!
SNSで見かける山に登る子どもたちが、よくコレを履いてるのを見てたので。
結果、甲高息子も快適らしい。
雨に濡れた木道も滑ることもなく、しっかり歩けてた。やっぱりある程度回数行くなら、子どもにもちゃんとした登山グッズは必要ね。
今日のお楽しみはこのポーズ。
しょっちゅうやったよ。
キレイな蜘の巣。
うーん。
オオバセンキュウかなぁ。
おかあちゃんみてー!
おぉ。
晴れてきたねー。
この木道はまわりの笹なんかの草木が張り出すように
息子の背丈まで伸びてるので避けながら歩くのが煩わしい。とくにアザミはトゲが痛い‼️
けどそれすらも楽しくしちゃうのが幼児。
ぽちっ。ウイィィイン‼️
ほら!おかあちゃんもボタンおして!開くから!
笹が自動ドアになるんだよ!
このネタを繰り返して木道通過完了!笑
オヤマリンドウ。
ベンチまで行ったら休憩しておやつにしようね!!
わたしの記憶違いでベンチはまだまだまだ先だったんだけど。
ベンチはー?
聞かれるたびに、もう少しだよー。と言ってだけど
まだ遠かった。
でもおかあちゃん本気で間違えてたの。ごめんね。
泡虫かなー。なにかしらの卵。
ゴゼンタチバナの実かな?
トリカブト
尾瀬ヶ原が見えた!
ウメバチソウがまだ頑張ってた。
シラフヒゲナガカミキリくん。
葉がガサッという音がしたから振り向いたら
上の枝から落ちてきたとこだった。
尾瀬ヶ原ではコブヤハズカミキリくんによく会うんだけど、同じ尾瀬でも標高によって違う
カミキリくんが住むのかな。
おかあちゃ~んv( ̄∇ ̄)v
ちょっと疲れてきたかな?
みておかあちゃん。オヤマってかいてある!
コゴメグサ。
はぁ。やっとベンチついたー!
ゼリーたべて、ハッピーターンたべて元気だすんだ!
うーん。なかなか晴れないねぇ。
イワショウブ。
さぁ。ここからは息子くん大好きな岩場の連続だよ。
チングルマ!
ヒメシャジン。
すれ違う人が多くなって、息子テンション↑。
なので写真撮るヒマもなく山頂スルー。
去年はここが折り返し地点だった。
おかあちゃんはひとりしみじみ。
天気が急に悪くなってきてガスは雨雲に。
少し前から降り出した霧雨は気にしないふりを
してたのに、あっという間にまぁまぁしっかりした降りに。
息子はテンションが落ちて無言に。。。
わたしはひたすらそんな息子にハッパかけながら登る。
雨でクシャクシャだけどナデシコ!
雨の勢いが落ち着きそうで雨具を着るまでもないかなーという感じで先を急ぐ。
黙って登ってた息子がポツリ。
息子くん、やっぱりこなければよかった。。。
しょぼんとして立ち止まる。
(どうする?ここで引き返すか?でも雨やみそうだしなー。
息子の足でも山頂はあと10分かからないだろう。
でもしょんぼりな息子をそこまでして連れて行くのは意味あるのか?)
これはわたしの自問自答。
わたしは至仏山には何回も登ってるから、なにがなんでも今日必ずピークを踏みたいわけではない。
ただし、雨はもうじき止みそう。
しょんぼりして引き返すより、やり遂げた方があとあと自信になるのでは。
晴れれば性格的に気力は復活するだろう。
これらを考えて、山頂を諦めないことにした。
このくらいの雨に負けるんじゃない‼️
山頂もう少しだよ!
危ない雨ならお母さんも帰ろうって言うけど、
もうすぐ止みそうだよ。
男ならこのくらいでメソメソしないよ‼️
がんばろう‼️
雨でもがんばれたら、筋肉だけじゃなくて心も強くなるよ‼️
まわりからはもしかして
なんて怖いお母さん。とか思われたかも。とあとから思う。
けど口から出ちゃったあとだし。
筋肉のくだりは、息子ブームが力こぶを見せることだから、つい出たセリフ。
息子は雨で大きくなった水たまりをどう避けるか真剣。
避けようがないところは、濡れても大丈夫な登山靴だから足を(水たまりに)入れても平気だよ!
と教えるも、息子は汚れるのが嫌い。なんとか端っこを歩いてくる。
まぁでも3歳頃よりはマシになったわぁ。
あの頃はちょっとでも濡れたり汚れたりしようものなら、グズグズグズグズ。または怒る。
あと、泥がついた岩とかもつかまるのを嫌がって、指先でちまっと岩を摘む。
そんなんじゃ支えにならないよ!
汚れてもいいから手のひら全部でしっかり掴みなさい!
概ね叱咤激励しっぱなしで山頂まで(笑)
山頂ついたら、にゅうめんたべる!
おっ!自分なりのモチベの上げ方見つけたか?
でも霧雨にゅうめんは、おかあちゃんヤだな(笑)
ヤッホーーーーー!
山頂つく直前に願いが届いたか雨止みました。
たべてるあいだにまた降り出すかもしれないし、
ベンチ辺りまで下りてから食べない?
って聞いてみたけど、頑として譲らないので茹でましたよ。。。
そしてわたしの器にふった黒胡椒を砂みたいだねーとのたまった。
お山楽しいひとー? ハイッ!
にゅうめん美味しいひとー? ハイッ!
よしよし。
まだ怪しい空模様で霧雨降り出したので、こんどは雨具着て下山。
息子にも笑顔がでたのでヨシ。
滑りやすいから気をつけて〜!と声をかけかるも
息子はひょいひょい進んでる。
おや?
青空?
雨具を着ると晴れる法則。
山の天気は変わりやすいとはいうけれど。
やっと姿を見せた山々に見惚れてなかなか進めない。
はい!ひょっこりはん!!
ねえ、おかあちゃん。
こんなに晴れた山なのに、みんなおりちゃってもったいないよねー。
息子くんとおかあちゃんだけ(晴れたきれいな景色)見られていいねっ!
いやでも二人しか山中にいなかったら、むしろ不安しかないけどな?笑
おかあちゃん!
息子くんさぁ、たなばたのおねがいに
ぜんぶつよくなりますように!ってかいたから
こころもつよくなったんじゃない?
そういえば書いたね。よく覚えてたねー。
息子が何か発見!
こおろぎ🦗くん?
帰りももちろん。
ぽちっ。ウイィィイン。
あと2キロの標識を過ぎたころから歩くペースが怪しくなり
あと1キロの標識からは完全にぐだぐだ。
油断をすると座り込みそうになるのを引っ張り上げるように手をつないで歩く。
帰りのバスがあるうちに下山しないと大変なのよー!!!
息子のテンションあがりそうなネタで話を盛り上げつつがんばる。
ときどき笑いもでて元気になるけど長続きしないのが疲れてる証拠。
あと少し!がんばれ!!!
ゴーーーーーーーーール!!!
モウヤダ。アルケナイ。。。
背中が語ってるよ。
最後ぐだぐだだったけど頑張りとおして
かあちゃんはその背中が誇らしいよ
よく頑張りました!帰りはしゃくなげの湯に入って帰宅。
そこからの帰り道が!!!いつも隊長が使う山道なんだけどね。
ナビがその道を行け!っていうのよ。わたしにはレベルが高いのよ。
しかも峠にさしかかると霧が出て視界はまっしろ。
マジで怖かったし緊張した。
もう真っ暗なのに街灯ないしむしろ光ったらきっと鹿とか熊とか動物の目だろうし。
山よりも運転でド緊張した一日でした。。。
わtしも頑張ったよ。。。
息子くんも大きくなって山男に近づいてますね。
きっとあと数年したらくっきーさんの頼もしい相棒ですよ!
『荷物は僕が持つよ!』なんて言ってくれます!断言します!!
来年は2人でお泊り山行ですね。
ご無沙汰してます^_^
息子、だいぶ大きくなりました!
そして私は年をとりました(ToT)
男らしいそぶりを見せたり、まだまだ甘えん坊だったり
今はまだムラが激しいですねー。
早く荷物持ってほしいですが、
その頃にはお母ちゃんの荷物じゃなくて
彼女の荷物持ちたいんじゃないかなー。
ちなみにもう彼女がいるんですよー!